4年前にも検討・実行しようとした事がありますが、その時は借りていた地銀に残高証明書を取りに行ったら、金利を下げてくれたので継続する事にしました。
ちなみに元の金利は変動で1.2%台。変更後、0.8%台。借り換え先候補の住信SBIネット銀行は、当時たしか0.6%台だったかな。
住信SBIネット銀行は金利と疾病保障が魅力だったが、借り換え手数料を加味すると金利はトントンぐらい。
地銀の疾病保障は3大疾病かつ+0.3%だったのと、住信SBIネット銀行は支払い条件が厳しく、確率も極めて低いと判断してやめました。
繰り上げ返済(返済期間は変更なし)も同時に実施しました。
何故また考えるのか?
時が進み、住信SBIネット銀行の変動金利が0.4%台に。
今回は金利以外に、保険的な意味合いとその他の付加価値も考慮したかった。
特に、追加保障は50歳を超えると付けられない所が多い。
検討ポイントと優先度
入院中の保障は他の入院保険と、健康保険組合の休業補償や失業保険で良い。
退院後、同じぐらいの収入が維持出来れば、その後の保障は不要。復帰出来ない、収入激減の場合にどうするか?
ちなみに就業不能保険も検討した事があるけど、支払い条件が厳し過ぎて、保険会社が美味しいだけの商品に見える。
優先度高い(必須)
- 追加保障(特約)は保険的な意味で役に立つか?(がん診断、長期入院)
- 期間が残っている住宅ローン減税に影響はないか?
(使えるか、減税額より総返済額の方が上回るのであれば問題なし) - 審査申し込みに条件はないか?
優先度普通(出来ればいいね)
- 総返済額と毎月の返済額を減らせるか?(金利と諸費用、団信保証料の払い戻し)
- 諸費用も借りれるか?(借り換え時の費用↑)
(保険的な意味を持たせるなら、借入額は多い方が良いが、審査への影響は不明) - 借入期間を延ばせるか?(総返済額↑、毎月の返済額↓)
(保険的な意味を持たせるなら、期間は長い方が良いが、審査への影響は不明) - 他に付加価値はあるか?
追加保障(特約)を比較
対象は追加保障が標準か特約であり、金利が低い銀行を選びました。
各行で保障内容や免責が若干違うがので、本審査前にホームページで再確認する。
銀行 | 特約 | 増加金利 | がん診断 | 長期入院 |
---|---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | (標準) | – | × | △(全疾病、12ヶ月) |
楽天銀行 | (標準) | – | × | △(全疾病、12ヶ月) |
イオン銀行 | ガン保障 | +0.1% | ○ | × |
8疾病保障 | +0.3% | ○ | ○(8疾病、60日と12ヶ月) | |
ソニー銀行 | がん団信50 | – | △(半額) | × |
がん団信100 | +0.1% | ○(+100万給付) | × | |
3大疾病団信 | +0.3% | ○(+100万給付) | ○(3大疾病、60日) | |
じぶん銀行 | がん50%保障 | – | △(半額) | △(全疾病、6ヶ月) |
がん100%保障 | +0.2% | ○ | △(全疾病、6ヶ月) | |
りそな銀行 | 団信革命 | +0.25% | ○ | ○(3大疾病、60日) |
がん診断
70歳までだと、がんになる確率は20%ぐらい、死亡率は6%ぐらい。
がんになって生存する確率は14%ぐらい(但し、保障対象外のがんもありそう)なので、負担が大きくなければ、あっても良さそう。
長期入院
平均入院期間は、3大疾病でも30日以内が80%ぐらい。短期は保障外。長期は重症なので、介護保険の対象になりそう。
脳血管疾患だと85日で対象になるのもあるが、生存確率は低そう。死亡保障は元々あるのでなくても良いと思う。
三大疾病保険の必要性|検討するなら知っておきたい6つのポイント | 保険の教科書
住宅ローン減税は?
私はあと3回残っています。自分が住む為の物、借り換え後、10年以上の期間が残っている等の条件はありますが使えるらしい。
但し、あくまでも元の借入部分に対してなので、諸費用を追加で借りても、そこは対象外。詳しく書いてあるサイトがあるので、そこを参考にやれば大丈夫そう。
借換えしても住宅ローン控除はできる?年末調整の手続きに注意!
審査申し込み条件は?
銀行 | 条件 |
---|---|
イオン銀行 | 正式申込日時点において原則として勤務6ヶ月以上 |
ソニー銀行 | 「勤続(営業)年数」による申し込み条件は設けていません |
じぶん銀行 | 申込みいただけます |
りそな銀行 | 1年以上? |
私は転職して4ヶ月なので、申し込める銀行が限られる。早い方が良いが、無理してまで急ぐ理由もない。
審査基準は各行まちまちだろうし、開示してくれないだろうから、6ヶ月、1年、2年、3年とかのタイミングに合わせて、ダメなら他行か時間を空けて再審査として焦らない方が良さそう。
元利均等と元金均等のどちらにするか?
返済額のシミュレーション前に返済方法を検討。
金利が変わらない前提で、
元利均等(通常こっち。今もこっち)
- 毎月の返済額が一定
- 元金均等よりも、元金の減少が遅い(=総返済額が増える)
元金均等
- 毎月の返済額が最初は大きく段々少なくなる
- 元利均等よりも、元金の減少が早い(=総返済額が減る)
元利均等の方が直近の支払いは楽。元金均等の方が総返済額は少なくなる。
保険的な意味を強めるなら、直近の支払いを少なくした方が良い。
完済前に死んだら残債は0になるので、元利均等の方が総返済額は少なくなる。
私は完済が70歳オーバーなので、確率は五分五分かな(長く生きられたら、それだけで儲けものと考えるようにしている)
という事で、元利均等のままにします。
総返済額と毎月の返済額を減らせるか?
変動金利。元利均等
一部サイトで返済期間に月を指定できかったので、ちょうど残り28年になる3月の借入残高2,720万円(10万未満は入らないので切り捨て)でシミュレーションしました。
銀行 | 特約 | 金利 (2019年2月) |
総返済額 +諸費用(概算) =合計 |
増減▲ | 毎月の返済額 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | イオン銀行 | ガン保障 | 0.47% +0.1% |
29,434,543 +880,000 =30,314,543 |
-226,177 | 87,603 |
2位 | ソニー銀行 | がん団信100 | 0.507% +0.1% |
29,587,234 +866,224 =30,453,458 |
-87,262 | 88,046 |
3位 | じぶん銀行 | がん100%保障 | 0.457% +0.2% |
29,785,775 +792,520 =30,578,295 |
+37,575 | 88,648 |
4位 | りそな銀行 | 団信革命 | 0.429% +0.25% |
29,875,013 +712,768 =30,587,781 |
+47,061 | 88,914 |
2位までなら総返済額を減らせる。おそらく、団信保証料の払い戻しが今回もあると思う(前回の繰り上げ返済の時にあった)ので、どれを選んでも減りそう。
毎月の返済額も減るが、諸費用分を繰り上げ返済しているのと同じ状態なので、当然といえば当然か。
諸費用も借りれるか?
総返済額は上がるが、保険的な意味を持たせるなら、借入額は多い方が良い。但し、審査への影響は不明。
イオン銀行
シミュレーションでも指定できる。
総返済額:29,508,513、 諸費用(概算):900,000、合計:30,408,513、毎月の返済額:90,501
FAQにも可能とあるが、希望に添えない場合がともあるので、余裕資金があるなら含めない方がいいかも。
【住宅ローン】借換えの際にかかる諸費用を上乗せして借りることはできま…|イオン銀行
ソニー銀行
こちらも可能とあるが、同じような文言がある。
【住宅ローン】 諸費用も含めて借り入れの申し込みはできますか?
借入期間を延ばせるか?
総返済額は上がるが、保険的な意味を持たせるなら、借入額は多い方が良い。但し、審査への影響は不明。
毎月の返済額は減る。
結論、当初借り入れから35年以内なので、元々短くしてたか、繰り上げで短くしていない場合は伸ばせない。
他に付加価値はあるか?
銀行 | 前提 | ATM手数料 | 振込手数料 | その他 |
---|---|---|---|---|
イオン銀行 | ゴールドカード作成 (100点確定。ゴールドステージ以上) |
月3〜5回 | 月3〜5回 | 普通預金金利 0.1〜0.15% 5年間イオンでの買い物が5% OFF 年会費無料のゴールドカードが作れる ラウンジが使える |
ソニー銀行 | Sony Bank WALLET あり (5年間ランクアップ) |
月7回〜無制限 月4回〜無制限 |
月4〜11回 月2〜11回 |
為替コスト優遇 外貨定期金利優遇 |
イオン銀行はプラチナを目指しているので、使用サービスを増やしているので減らせるメリットと、5% OFFとゴールドカードが魅力。
ソニー銀行はランクアップだけなので、魅力に欠ける。
結論
諸費用は借りない。(自己資金を用意)
4月になったら、先ずはイオン銀行(ガン保障)とソニー銀行(がん団信100)の仮審査を申し込む。
3ヶ月ぐらい掛かるのかな? 7月中に融資が実行されると嬉しい。
追伸
検討不足の段階でじぶん銀行(がん50%保障)の仮審査を申し込んだが、あえなく撃沈。
理由は不明だが、勤続4ヶ月(その前は2年)、諸費用も含めてしまった、じぶん銀行は保証を充実させた直後で申し込みが増えてそう、年度末近くは新築の引渡しが多い、今年度の目標達成が見えている(原資が少ない)等で厳しくなるのかもと推測している。
今思えば、がん100%保障にしたかったのと、+0.2%で他行と比較すると競争力が低いので、良かった事にする。(ポジティブに)